ノットワーキング — 結び合う人間活動の創造へ —

ノットワーキング
— 結び合う人間活動の創造へ —

編著者 山住勝広、ユーリア・エンゲストローム

四六判上製・352頁・定価3,465円(本体3,300円)

 

◆組織から、しなやかな協働へ◆
「ノットワーキング」は、「knot」つまり人びとの結び目をつくる活動のことです。今日の急速な社会的・文化的変化に、固定的な組織や制度は対応できなくなっています。教育においては、教室を超えて、子どもの学びを助ける支援が始まっており、医療においては、患者・医師・介護・福祉の連携が模索されています。阪神大震災では、ボランティアの活動が大きな成果をあげました。そこに見られるのは、参加者の役割が刻々と自在に変化してゆく、しなやかな協働の形態=ノットワーキングです。本書は分野を超えて野火のように拡がっているこの新しい活動形態を理論的に位置づけ、さまざまな実践を紹介・分析した、待望の本です。編者は関西大学教授、ヘルシンキ大学教授。
 
<目  次>

まえがき—ノットワーキングの可能性
序 章 ネットワークからノットワーキングへ(山住勝広)
第1章 境界領域の活動へ(山住勝広)
第2章 拡張的学習の水平次元(Y・エンゲストローム)
第3章 ノットワーキングによる発達環境の協創(保坂裕子)
第4章 コスモポリタニズム、アメリカ文学、外国語としての英語(山住勝利)
第5章 即興としての災害救助(渥美公秀)
第6章 多声の空間(平山洋介)
第7章 地震の言語と人間の言葉(細見和之)